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2007.02.09

グラフに込められた想い

ITの世界では割と有名(だと思う)な、奇人・高木浩光氏のサイトで面白い記事を発見。

日常化するNHKの捏造棒グラフ

NHKの棒グラフ描画システムが機械的に世論を狂わせている可能性

超ざっくりと要約すると、「棒グラフは、棒の長さや面積から量を直感的に把握するためのものなので、波線で根元を省略した上で変化を示すのに使うと本来の目的を達成できない」ってことかと。
(そういう場合は折れ線グラフを使うべき)


このグラフを見てみると…
・数字は書いてあるから、全くの嘘ではない。
・でも、数字と、図からくる直感的な印象は違う。
 (数字がなかったら、完全に嘘グラフだよね)
・正確な情報はわかりにくく。誤った方向へ誘導するよう印象を操作してる。

⇒「消防署のほうからきました。消火器の更新はお済みですか。」
 って訪問販売とおんなじ手口ですな。


メッセージはメディア(媒体)によって伝えられる。そして、メディアの選定自体がメッセージでもある。

って考え方があります。
たとえば好きな異性に告白するのに使えるメディアとして、
1.口頭, 2.手紙(直筆), 3.メール が考えられますよね。
で、この中でどれを使うかによって、
告白自体の意気込み・相手に対する想いの強さがわかるよね。ってことです。

NHKは、どういう意図を以て捏造棒グラフを発信しているんでしょうね~。

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高木氏のサイトにてみつけた、グラフ収集&啓蒙サイト。
面白いのでぜひ見てみてくださいな。
日本図表審査機構 [JGRO]

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「日々」カテゴリの記事

Comments

ひろみちゅ先生のblogはいつも見てます。なかなか楽しいよね!
ちょっとアレゲな人ですがw

Posted by: 純1 | 2007.02.09 at 10:00 PM

> ちょっとアレゲな人ですがw

だよね。

いつも同僚じゃなくてよかったと思いつつ見てるよw

Posted by: ma-chang | 2007.02.10 at 09:32 AM

1~3のうち、果たしてどれが一番思いが伝わるものか??
優等生的発想でいくと2→1→3なのかな?

Posted by: やっちゃん | 2007.02.11 at 04:30 PM

>やっちゃん
俺の考えだけど。

・発信側が「増加していることを伝えたい」場合
⇒1以外は失敗作かな。
 見る人が「増加している」って思ってくれないわけだから。

・発信側が「たいして変わらないことを伝えたい」場合
⇒3が1番よくて、次に2だろうね。
 1は、「増加してる」って思っちゃうわけなんで失敗。


他にも、線の色と背景色のバランス(線に膨張色を使ったほうが、全体量が多く見えるよね)・線をふちどりする/しない(ふちどると、少しすっきりする?)とかの編集によって印象は操作できるわけよ。
見る側としては、出力されたものから逆算して「想い」を判断しなきゃいけないわけだ。

今回の場合、NHKの結論は「増加してる」ってことだよね。その裏づけとして1の表を出したわけだ。
結論の裏づけのデータ表現として、結論に説得力も持たせるための表なわけよ。そういう意味では、結構な人数が騙されてるので成功してるように見えるけど…

さて、NHK(の表を作成した人)の意図は次のうちどちらでしょうか?
(もしくはどちらでもない?)

・「増加してる」ことを伝えることによって、社会に何らかの影響を及ぼそうとした
・よく見ればわかるインチキデータ表現を敢えて出して、社会(もしくは社内)に何らかの影響を及ぼそうとした

Posted by: ma-chang | 2007.02.12 at 01:50 AM

ほぉ~・・・
問いに対するうちの答えは前者だな。
うちだったらそうするもん。
結論を決め付けてから、その結論を正当化するために理論武装してゆくタイプ。
調べて調べて×2結局優位性が見出せなくて、でもまとめあげなくちゃいけない時、
そうなっちゃうんじゃないのかな。
学会なんかじゃそうゆうのって見抜かれちゃうんだろうけど、
一般人に向けたメディアがやると詐欺まがいの行為になるのかもね。
だって騙されちゃうもん。
いちいちグラフ書き換えて検証したりしないしね。
だけどそんなメディアの批評もその高田さんってひとの仕事な訳で、
それを持ちつ持たれつって言ったらきっと怒られるんだろうなぁ~
日記の筋とはズレたコメントになってしまったかな。

Posted by: やっちゃん | 2007.02.15 at 07:32 AM

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